メラトニンは日本に持ち込みOK?

外国から日本に一時帰国のとき、気をつけなければならないのが、医薬品やサプリメントの規制です。「自分の住んでいる街では大丈夫なのに、日本ではNGだった」ってことにならないように気をつけましょう。アメリカ在住の管理人がよく聞かれるのが「メラトニン」についてです。結論から言うと、メラトニンは一時帰国時に日本への持ち込み可能です。が、日本ではメラトニンは「医薬品」に相当するため、注意が必要です。

以下、10回以上アメリカから日本へメラトニンを持ち込んでいる管理人が詳しく解説します!

メラトニンとは?

メラトニンは脳の松果体というところから分泌されるホルモンの一種で、身体に「夜になったよー」というシグナルを送り、自然と眠くなる作用をもたらすと言われています。

管理人もメラトニンを実際に使ってみてるのですが、一時帰国後の時差ボケや、出張中出張後の時差ボケの調整にすごく役立つと感じています。がく!っと否応なしにノックアウトされる睡眠薬や、昼間にぼーっとするタイプの睡眠薬とは異なり、自然と眠くなるので、「なかなか眠くならないんだよね」という悩みが自然に解決する、という感じです。また効果がマイルドなので、睡眠薬と異なり癖になる心配も少ないです。

アメリカでのメラトニン

アメリカ在住の方はご存知かと思いますが、メラトニンはアメリカでは超一般的です。薬局に行くと何種類ものメラトニンがおいてあります。メラトニン単体の成分では1mg、3mg、5mg、多いものでは10mgものもあれば、レモンバームやテアニンなど他の成分と一緒にして「リラックス」「安眠」を歌っています。子供向けの食べやすいグミ商品もあり、アメリカではメラトニンはごくごく一般的に取り入れられている製品だと言えそうです。

ここらへんは、「CBD」などと比較しても、格段に浸透度が異なります。いくら「CBD製品がアメリカでは人気」といっても薬局に行ってそこまで多くのCBD製品を見かけることはないのです。またCBD製品は個人的に使ったことが何度かありますが、正直「リラックス効果」や「安眠効果」はあまり感じられず、メラトニンの方が圧倒的に効果があると感じました。これは、あくまで管理人個人の意見ですが、CBD製品は使った時の「心理的な効果」の影響が強いような気がしてます。

日本でのメラトニン

日本ではメラトニンは、サプリメントとしてもOTCとしても販売されていません。2020年には、メラトニンが処方薬メラトベルとして、小児の入眠困難のために承認されました。また、メラトニンそのものではありませんが、メラトニン受容体に働きかけ、メラトニンと似た働きをする医薬品として「ロゼレム(一般名ラメルテオン)」という処方薬が2010年から発売されています。

つまり、日本でのメラトニンは「医薬品」しかも、医師の処方が必要な処方薬という位置づけなのです。「メラトニンは日本で売ってないのに、持ち込んでいいの?」という質問が聞かれますが、別に禁止されている成分ではないのです

メラトニンの個人輸入はできる

メラトニンに限らず、医薬品などは個人輸入が可能です。日本国内からもiHerbなどを使って個人輸入してる方が多いかとおもいます。ただし、この場合は転売目的などではなく輸入者自身が自分で使用することを前提に、1ヶ月以内分輸入することができます。

  • 外用剤(毒薬、劇薬及び処方箋薬を除く。):標準サイズで1品目24個以内
    1. *外用剤 軟膏などの外皮用薬、点眼薬など
    2. *処方箋薬 有効で安全な使用を図るため、医師による処方が必要とされる医薬品
  • 毒薬、劇薬又は処方箋薬:用法用量からみて1ヶ月分以内
  • 上記以外の医薬品・医薬部外品:用法用量からみて2ヶ月分以内
厚生労働省

結論:メラトニンは一時帰国時に日本持ち込みOK

ただし、他人への譲渡や転売はせず、個人的使用の範囲に留めましょう!

※当記事は、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。

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